残りの人生、 “仕事以外引きこもりの夫”と 過ごすのはイヤ!【太田光代さん連載】|STORY
去年11月に行ったディズニーランドで私が提案した「ある事」に太田は・・・
去年の11月に私がInstagramに太田とディズニーランドに行った際の2ショットをアップしたことで「離婚離婚、って言っているけどほんとは仲良しなんだ」と思われた方もいらっしゃるようですが、実はディズニーランドイベントは年に一度の恒例行事。主に会社の内勤の社員を労うために毎年開催していて、スケジュールが合えば太田も参加します。今回も何名かの内勤とマネージャーたちと太田と私で行きました。 最近は施設内では結構いいお年の方も、ミッキーの耳をつけたりして全力で楽しんでいらっしゃいますよね。見ていてとても微笑ましくて、太田に「あなたはああいうのは、つけないよね?」と聞いたら「うん」という返事だったので、やっぱりつけないんだな~なんて思っていたんです。でもお土産ショップをのぞいたら、ミッキーの形をした黒いサングラスが売られていて、これだったらつけ耳より抵抗はないだろうし、太田光だということもバレにくくなるし、一石二鳥でいいかも! と思ってとりあえず1個購入して太田につけさせたんです。そしたら「光さん、似合いますよ!」とみんなが盛り上げてくれたので太田の分も買うことになって、結果的にはペアのサングラスをつけることになりました。 この出来事はすごく嬉しかったかと聞かれると、そんなでもないかな、って感じではありますが(笑)、これまでにはない流れではあったので自分的には新鮮でしたし、進歩とでもいうのでしょうかね。
何事も目一杯楽しみたい! そんな私に対して夫が抱くある感情
どこかへ出かけたら全力で楽しみたい私と違って、夫はちょっと斜に構えているところがあるというか。もともとの気質が違う気がしますね。私は出かけるのも好きだし、若いころは夏は海へ、冬は山にスキーに、なんてアクティブに動いていました。でもその頃太田を誘っても「スキーなんてナンパな奴らがやるもんだ」と言って絶対についてきませんでした。挙げ句の果てには、その手の付き合いを全部辞めさせられたんです。 おそらく、内心面白くなかったんですよね。嫉妬? そうかもしれません。それは遊びだけに限らず仕事面でも同じ。爆笑問題のために会社を作り、彼らの仕事が安定して広がっていくように、という思いが会社の業務拡大になっていくわけですが、どうやら太田はそれも気に入らないみたい。「あなたの面倒を見るために、他のことも一生懸命やらなきゃいけないのよ」と言うのですが、結局自分一人だけ構って欲しいのかな。私が頑張れば頑張るほど「そこまでやらなくていいんじゃない?」と思っているのが、態度から見え見えなんです。 確かに、いっ時は無職の彼をヒモみたいに囲っていたので、私自身もその頃がいちばん楽しかったのですが、それから30年ほど。彼はもうヒモではないし、私も彼だけを構ってあげられるわけではありません。それはわかっているけれど、二人とも心のどこかに「こんなはずじゃなかったのに」という思いが拭えないのかもしれません。