「他人との生活に苦痛感じていた」 他の受刑者をガラスで切りつけ、頭を机で何度もたたく… 千葉刑務所受刑者を書類送検 傷害と器物損壊の疑い
他の受刑者の頭を机でたたき、壊した窓ガラスの破片で切りつけたとして、千葉刑務所(千葉市若葉区)は10日、傷害と器物損壊の疑いで30代の男性受刑者を千葉地検に書類送検した。 書類送検容疑は昨年10月22日午後1時半ごろ、共同室内で、50代の男性受刑者の頭を同室の机で複数回たたいた疑い。机を同室の窓ガラスに投げて割り、そのガラスの破片で50代受刑者の頭や顔を切りつけた疑いも持たれている。50代受刑者は全治4週間のけがを負った。 同所によると、容疑を認め、「共同室で他人と生活していることに苦痛を感じていた」と話しているという。共同室は計5人が生活していて、事件当時は日曜日のため余暇の時間だった。 事件に気付いた刑務官が非常ベルを鳴らし、駆け付けた刑務官と取り押さえた。30代の受刑者は保護室に隔離された後、室内で謹慎する閉居罰を55日間受けた。現在は単独室に入っている。