アヒル取り競争実施へ 糸満ハーレー行事委員会「虐待にならないよう念には念を入れる」 沖縄
【糸満】糸満ハーレー行事委員会(委員長・東恩納博糸満漁協組合長)は28日、6月9日のハーレーでアヒラートゥエー(アヒル取り競争)を実施すると決めた。東恩納委員長は「出席者22人の全会一致で決めた」とし、「虐待にならないよう念には念を入れる」と強調した。 【写真】捕獲後にアヒルを入れる網を手にして「細心の注意を払って取り扱っている」と語る、糸満ハーレー行事委員会の委員長 行事委員会は、糸満警察署と県動物愛護管理センターへアヒル取り競争の実施を知らせる通知文を送る。ハーレー終了後にも虐待の有無を報告する。競争参加者へは、アヒルを大切に扱うことを求める同意書への署名を呼びかける。 アヒル取り競争を巡っては昨年7月、NPO法人アニマルライツセンター(東京都)が東恩納委員長らを動物愛護法違反容疑で県警に刑事告発。那覇地検はことし4月に同委員長を不起訴処分(嫌疑不十分)としていた。(南部報道部・国吉聡志)