JR環状線・高架下アート計画進行中。街の美観への取り組み/大阪
「魅力あふれる大阪環状線」を目指し、JR西日本が進める「大阪環状線改造プロジェクト」。これまでに、森ノ宮駅の改良工事、玉造駅高架下の商業施設「ビエラ玉造」の開業などに取り組んでいるが、現在も「大阪環状線高架下アート計画」が進行中だ。
高架橋柱や壁に絵、大学生らがデザイン
アート計画は現在、同線の桜ノ宮・桃谷・野田・福島の4駅で実施中。桜ノ宮では、都島桜宮保育園の園児が壁画を制作。桃谷駅では、高架下工事用の仮囲いパネルに、地域の子どもたちが描いた「ぬりえ」デザインを基本に取り組んでいるという。 また、野田駅では大阪芸術大学のOBが高架橋柱に、大阪の「食」を代表する中央卸売市場をイメージしたデザインが描かれる予定。福島駅では、同大学の学生が講じよう仮囲いパネルに「Bar」をテーマにしたデザインが描かれる。
アートのほか、発車メロディや商業施設開業も
同線アート計画は、これまでに高架橋柱や高架下店舗のシャッターなど5個所で実施されており、道行く人からも「かわいい」などの声があがるなど好評のようだ。 アートのほか、ラッピング列車の運行や各駅の発車メロディの導入、商業施設の開業など、新しい価値の創出に取り組む同線の今後が注目される。