奈良・東大寺の大仏殿「観相窓」開扉 手を合わせる人の姿も
奈良・東大寺の大仏殿「観相窓」開扉 手を合わせる人の姿も
奈良市の東大寺の大仏殿で、観相窓が開扉されている。期間は奈良の大仏として知られる国宝で本尊の「盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう)」の顔が見え、多くの人が訪れて手を合わす光景が見られた。 【拡大写真】新型コロナウイルスなど「悪疫退散」を願い大阪でスカーレット出演者による豆まきが行われた
「なら瑠璃絵」に合わせ夜間特別拝観
同寺によると、観相窓の開扉は盂蘭盆(うらぼん)の最終日である8月15日の夜など限られているが、今回は奈良公園を中心に行われているイベント「なら瑠璃絵」に合わせ、夜間特別拝観として14日まで行われる。 大仏殿のライトアップのほか、南大門や金剛力士像のライトアップも行われており、訪れた人の中には、手を合わせる姿もあった。
新型コロナウイルス終息を祈る人も
奈良市から来たという会社員の男性(33)は「妻と来ましたが、大仏さまの顔を外から拝める日はそうないのでうれいしです。今年は新型コロナウイルスの影響もあって、露店の人は『今年は人が少なくて残念』と言っていたので、大仏さまに終息するようにお願いしました」と話していた。
期間は14日まで、時間は午後8時半まで
この観相窓開扉、大仏殿は中門の外側からの拝観となり、時間は午後8時半まで、金剛力士像のライトアップは同9時まで行われている。