米シティグループが日本の中堅企業の海外進出を支援-新たな部門設置
(ブルームバーグ): 米シティグループは17日、日本の中堅企業の海外進出などを支援する部門を新たに立ち上げ、事業を開始すると発表した。シティの幅広いグローバルネットワークを活用し、成長戦略やその段階に応じた商品やソリューションを提供する。
発表によると、「シティ・コマーシャル・バンク(CCB)」部門は、市場、サービス、バンキングなどの各部門と連携し、国境を越えた金融ニーズをサポートするほか、助言業務なども手掛ける。部門長に2019年にシティに入社した内藤寛氏を任命した。
シティは23年にフランス、アイルランドで、22年にはドイツ、スイス、カナダでCCB部門を開設しており、日本での設置はこれに続くもの。世界90カ国以上に及ぶシティのネットワークを通じて、顧客企業の成長戦略を支援する。
シティは収益回復に向け世界的な再編に動く中、日本ではビジネス拡大策を打ち出している。先週は、市場ビジネスで豊富な経験を持つロバート・ナカムラ氏を新たな日本代表に任命した。
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Takashi Nakamichi