米モデルナ、鳥インフルワクチン開発へ 1.8億ドル支援 バイデン政権
【ワシントン時事】バイデン米政権は2日、鳥インフルエンザ(H5N1型)の人への感染を警戒し、米バイオ医薬品企業モデルナによるワクチン開発を支援すると発表した。 約1億7600万ドル(約280億円)を補助する。モデルナは、新型コロナウイルスワクチンで採用したメッセンジャーRNA(mRNA)技術を活用し、早期開発を目指す。 米疾病対策センター(CDC)によると、この鳥インフルの一般人への感染リスクは低いが、変異などに備える。米当局者は、ワクチン開発に時間がかかり、感染が拡大した「新型コロナの教訓を生かす」と説明した。 mRNAは、新型コロナ対策で初めてワクチンに応用された技術。米製薬大手ファイザーとモデルナがそれぞれ開発に成功し、コロナ禍収束につながった。