OpenAIの製品責任者が、意外と知られていないChatGPTのハックを共有(海外)
ChatGPTに特定の事柄を覚えさせる
もし繰り返し同じことを伝えることが面倒であるなら、ChatGPTに特定の事柄を覚えさせれば、その情報を元にしてChatGPTの応答はより適切に改善される。 ターリーは、「ChatGPTがあなたの情報を推測するのを待つ必要はない」と言う。 「ユーザーは、自分について覚えてほしいことをそのままAIに教えればいい」 彼はさらに覚えてもらえる内容として、「仕事だったり、家族の状況だったり、自分が望む応答のスタイル、好きな食べ物などなど」があると説明している。 ユーザーはChatGPTに覚えてほしいことを直接伝えることができ、またそのメモリーをいつでもオフにしたり、消去することもできるという。ターリーは、ChatGPTに自分の情報を覚えさせるために必要なこの手間は、「価値がある」ものだと話している。なぜなら、このチャットボットの記憶機能は時間が経つにつれ、どんどん賢く、正確になっていくからだ。
ChatGPTはカスタマイズできる
ユーザーは、プログラミングの知識や技術を使わずに自分だけのカスタマイズされたChatGPTを作成することもできる。 「実際、さまざまな理由で、自分でカスタマイズしたChatGPTを作る人がいる」とターリーは言い、「例えばよく使うプロンプトがある場合、そのプロンプトを使う専用のChatGPTを作ったほうがいい」と続けた。 ユーザーの指示に基づいて、語学学習やデータ分析に基づいて特定のタスクに集中するようにChatGPTはカスタマイズできる。さらに高度なデータ分析や、DALL-E(ダリ─)を使った画像生成などの設定を加えることも可能だという。例えば、あるユーザーは自分がカスタマイズしたChatGPTで、人の写真をピクサー風のキャラクターに変換する機能をXに投稿している。 「基本的なカスタマイズはとても簡単で、素早くできてしまう」とターリーは言う。 「 それによってあなたは自分のChatGPTに望むことすべてをカスタマイズできるようになる 」 ユーザーは自分がカスタマイズしたChatGPTのリンクをシェアすることもできる。このリンクを公開し、インターネット上で他の人がアクセスすることもできるが、ユーザーは自分が作成したChatGPTを非公開にすることもできることもターリーは保証している。