松村北斗

　TBS系「THE　TIME，」総合司会の安住紳一郎アナウンサーが25日、同番組で岡山県の産業に言及。名前を挙げた企業は、2021年度後期のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で女性ファンの人気を呼んだ雉真稔（松村北斗）の家業のモデル候補と話題になったメーカーだった。 　26日放送の月末恒例コーナー「出張！安住がいく」を岡山から届ける安住アナ。25日の司会者トークで「菅公（カンコー）、トンボ…」など岡山の企業名を挙げ「学生服のメーカーなんですよね。全国の学生服の7割を岡山県内で製造しているということなんです」と紹介した。江戸時代、米作を増やそうと海を埋め立てたが、土に塩が残っていたのでうまくいかず、塩に強い綿花を育てたら成功。足袋を作り、やがて製品は学生服に広がったという。 　X（旧ツイッター）ではこの発言への反応は少なかったが、「もろに＃カムカムエヴリバディの雉真繊維だわ」との指摘も。「雉真繊維」は、松村が演じた稔の父（段田安則）が築いた会社で、足袋では商品がブランド化し、学生服も製造した。繊維業が盛んな岡山。当時、モデル企業が取りざたされ、まさに今回安住アナが挙げた「菅公学生服」「トンボ学生服」といった老舗が候補と目された。 　ドラマには3人のヒロインが出演。稔は最初に登場する和菓子屋の娘・安子（上白石萌音）と結婚早々、出征して帰らぬ人に。そんな悲劇性もあり、「稔さん」は人気になった。 　先日終了したTBS系ドラマ「西園寺さんは家事をしない」では、松本若菜との「偽家族」役で好評を博した松村。安住アナの岡山紹介で、「稔さん」が再び浮かび上がった格好だ。