緒形直人、キムラ緑子、ミルクボーイ内海崇 『おむすび』の核となる“神戸編”の人々
神戸市役所職員・若林建夫(新納慎也)
米田家が営む理髪店の常連客でもある若林建夫を演じるのは、新納慎也。新納は2023年放送の『ブギウギ』以来、2度目の朝ドラ出演となる。また新納は、大河ドラマ『真田丸』や『青天を衝け』、『鎌倉殿の13人』への出演も記憶に新しい。特に『真田丸』での豊臣秀次役や『鎌倉殿の13人』で演じた阿野全成役では視聴者を魅了し、それぞれの最期がSNS上で「ロス現象」を引き起こしていた。第4週の予告編では、大きな笑顔で拍手を送る姿が印象に残っている。震災時の対応やその後の復興に奔走するキャラクターということで、彼の活躍には励まされることになりそうだ。
高橋テーラーの店主・高橋要蔵(内場勝則)
内場が演じるのは、米田家が営む理髪店に入り浸る高橋テーラーの店主・高橋要蔵だ。朝ドラ出演は、1999年度後期の『あすか』、2017年度後期の『わろてんか』以来3度目。人物紹介では“体を鍛えるのが趣味の元気なおっちゃん”とあり、何やらコミカルな雰囲気が漂う。内場は出演者コメントにて「微笑ましくたくましく、明るく元気な、こんな商店街のおっちゃんおるおる、いややっぱりおらんで。そんなおっちゃんを目指していきたいです」と語っている。彼の明るさもまた、震災を乗り越える上で重要な役割を担うはずだ。
福田整体医院の院長・福田康彦(岡嶋秀昭)
「福田整体医院」の院長で、人情に厚い福田康彦を演じるのは岡嶋秀昭。先述したキムラ緑子同様、朝ドラの常連俳優で、2020年度後期の『おちょやん』では、杉咲花演じる主人公・千代が奉公に出た芝居茶屋「岡安」のライバル店である「福富」の主人を演じていた。出演者コメントでは「また朝ドラに出演させていただくことを大変光栄に思っております。『おちょやん』の時の役名は、福松。今回は福田康彦、福ちゃんです。たまたまだとは思いますが、不思議な縁を感じております」とコメント。“震災後、米田家が糸島に移住したあとも、一家のことを気にかけ続ける”とあることから、神戸と現在の米田家が暮らす福岡・糸島をつなぐ人物となりそうだ。