日本テレビ「セクシー田中さん」問題で「原作者サイドとミスコミュニケーションがあった」調査報告を発表
日本テレビが31日、都内の同局本社で、昨年10月期に放送されたドラマ「セクシー田中さん」の原作者・芦原妃名子さんが亡くなった問題について調査結果を発表した。 【写真】「悔しい悔しい悔しい悔しい」思い代弁の人気漫画家「先生が逝く理由なんて無かった。」 同局は芦原さんと制作サイドに意思疎通の食い違いがあったと説明した。「原作者サイドとのミスコミュニケーションがあった」とし、不信感を抱かせてしまった具体的な事例を報告。芦原さんからドラマの撮影内容について問い合わせがあったときに、撮り直しを避けるために「既に撮影済みであると事実と異なる説明を行ってしまった」と発表した。 同局では、調査にあたって特別チームを発足。作家・池井戸潤氏原作で大ヒットしたTBS系ドラマ「半沢直樹」の法律監修を務めた國松崇弁護士ら外部からも識者を招聘(しょうへい)し、当該関係者のほか、同局で漫画を原作にしたドラマの制作スタッフなどからヒアリングなどを実施した。 芦原さんは2月26日、自身のX(旧ツイッター)などで、日本テレビや脚本家との見解の相違が理由であると説明し、同月の28日に投稿を削除。翌29日に栃木県内で死亡しているのが発見された。