相川七瀬がブラジルへ「現地で見てみたい!」 現地式盆踊りマツリダンスの定番曲に『夢見る少女じゃいられない』で
Q.ロンドリーナの日系人の皆さんとの交流で何を感じましたか? A.パンやケーキまで全て手作りの料理でおもてなししてくださり、今の日本で忘れかけられている手作りのおもてなし文化を見ました。日本社会が置き去ったものが、遠く離れたところに息づいているのに感銘を受け、現地を発つ時には郷土愛なようなものがこみ上げ、また戻りたいという気持ちにかられました。 Q.2020年に國學院大學神道文化学部に入学して、現在は大学院の博士課程で、祭りの組織、求心力に関する研究を行う他、お祭りを持続可能にするために(社)Culture Plusを設立されていますが、その活動や今後の夢について教えてください。 A.今回ブラジルには、日本の盆踊りが日本人移民にどのように子孫に伝えられ、どのように変遷されてきているのかと、研究者として興味を持って来ました。 Culture Plusでは、日本の地方の伝統文化を未来につなげる活動に取り組んでいます。人口減少の進む地方で絶滅がささやかれるお祭りをどのように守り伝えていくかに尽力したいと思っています。 また音楽に対する情熱が40代に再び戻り、今は音楽を作り、ライブを行うのが本当に楽しく自分らしくやれていて一番充実しています。ブラジルのマツリダンスでは、現地の皆さんがバンドで歌ってこられましたが、私も生で歌ってその熱気の中で一緒に祭りを体感してみたいと思いました。