台風10号、大分県内の建物被害は290棟 各地で復旧作業続く
台風10号に伴う記録的な大雨で、浸水や土砂災害の被害を受けた大分県内の各地では1日も復旧作業が続いています。 台風10号に伴い、県内は記録的大雨に見舞われ、各地で被害が広がりました。このうち佐伯市鶴岡西町のスポーツ用品店は店内が浸水し、泥のかき出しや商品の仕分けなどが進められました。 店内は最大で40センチ近く浸水したため、電気の配線設備も水につかり、レジやパソコンが使えない状態になりました。店の従業員は営業再開に向けた復旧作業に追われています。 また、佐伯市役所では1日から罹災証明書の発行などの窓口を開設しました。市内では住宅107棟が浸水や損壊などの被害を受けていて、午前中に7件の申請がありました。 一方、大規模な土砂崩れが発生した大分自動車道の由布岳パーキング周辺では、ショベルカーを使った復旧作業が進められました。ただ、日出ジャンクションから湯布院インターチェンの間の通行止め解除のめどは立っていません。福岡や長崎行きの高速バスは迂回して運行を再開しています。 県のまとめによりますと、台風10号による県内の被害は住宅などの建物が290棟です。降り始めからの雨量は由布市湯布院町で638ミリ、佐伯市で615.5ミリなどとなっています。
大分放送