「ETCマイレージサービス」の落とし穴。「持っているだけ」では割引にならないって本当?
高速道路や有料道路の料金を支払う際にETCカードを使うことで割引を受けられます。しかし、ETCマイレージサービスに登録しないと、受けられない割引もあるため注意しましょう。 そこで今回は、ETCマイレージサービスの登録特典や登録方法を解説します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
ETC利用時の割引はETCマイレージサービスへの登録が必要
ETC利用時の高速道路や有料道路の料金割引を受けたい場合は、事前に「ETCマイレージサービス」への登録が必要です。ETCマイレージサービスとは、登録したETCカードの通行料金に応じてポイントがたまるものです。たまったポイントは、料金の支払いに還元できます。 無料で登録できるサービスのため、車にETC車載器が搭載されており、ETCカードを保有している方は登録しておくとよいでしょう。 なお、ETC利用時の「深夜割引」「休日割引」はETCマイレージサービスの登録がなくても受けられます。
ETCマイレージサービスの登録特典
ETCマイレージサービスに登録することで、受けられる特典をご紹介します。 ■支払い金額に対してポイントがたまる ETCマイレージサービスに登録することで、ETC料金の支払いに応じてポイントがたまります。たまったポイントはETC料金の支払いに還元できるとされています。ポイントは走行の翌月20日に、走行ごとに加算されます。ポイントが加算される道路事業者は以下の通りです。 ・NEXCO東日本・中日本・西日本 ・宮城県道路公社 ・本州四国連絡高速道路株式会社 ・愛知道路コンセッション株式会社 ・神戸市道路公社 ・広島高速道路公社 ・福岡北九州高速道路公社 ポイントの還元率は道路事業者によって異なります。例えば、NEXCO東日本/中日本/西日本は、利用金額10円につき1ポイント加算されます。ポイントを利用した場合、ポイント還元額にポイントはつきません。 ■「平日朝夕割引」の対象となる ETCマイレージサービスに登録することで「平日朝夕割引」を受けられます。平日朝夕割引はETCクレジットカードやETCパーソナルカードの利用で適用されます。平日朝夕割引を利用できる道路事業者は、以下の通りです。 ・NEXCO東日本/中日本/西日本 ・宮城県道路公社 ・本州四国連絡高速道路 対象時間は朝「6~9時」夜「17~20時」で、対象時間に料金所を通過した場合に適用されます。割引方法は、道路事業者によって異なりますが、おおよそ30~50%の割引を受けられます。