T・ヘルナンデス、ドジャースと再契約と報道…3年総額約104億円、自身のSNSで「I’m back」…来季も「ひまわりの種」祝福継続へ
ドジャースからFAとなったテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)がドジャースと3年総額6600万ドル(約104億円)で再契約に合意したと、複数の米メディアが27日、報じた。ESPNのジェフ・パッサン記者によれば、4年目は球団のオプションで1500万ドル。6600万ドルのうち、後払い金は2300万ドル強、契約ボーナス金は2300万ドルが含まれるという。ヘルナンデスは自身のインスタグラムのストーリーに「I’m back」と記した。 ヘルナンデスは今季ドジャースに1年契約で入団し、キャリアハイの33本塁打、キャリア2番目の99打点をマーク。ポストシーズンでも勝負強さを発揮し、FA市場の人気が高かった。外野手の強打者が欲しい古巣のブルージェイズ、レッドソックスなども興味を示し、争奪戦となっていた。 ヘルナンデス本人はシーズン中に「残留が最優先」「1000%、戻りたい」と語り、ロバーツ監督も「テオが戻ってこないなんて、考えられない」と話すなど、ドジャース側も再契約を望んでいた。金額面で折り合いがつかずに長期化したが、最終的には、残留の思いが強かった。 ヘルナンデスの人柄は折り紙つき。キャンプから大谷翔平らチームメートと良好な関係を築き、後輩のパヘスらに試合後、打撃指導をする姿もよく見られた。仲間が本塁打を打った際、ベンチ前で「ひまわりの種」を浴びせるセレブレーション(祝福)もチームに定着し、話題になった。ドジャースに、「世界一」に貢献した強打の外野手が戻ってきた。
中日スポーツ