52歳の横田真一が9年ぶり好発進「横田”真二”がやってました」あえて19年モデルの『プロV1』を使うワケ
<関西オープン 初日◇16日◇名神八日市カントリー倶楽部(滋賀県)◇6869ヤード・パー70> 【無料LIVE配信】横田真一もプレー中!関西オープン2日目ライブ 今年で89回目を迎える日本最古のオープン競技「関西オープン」の初日、主催者推薦で出場する52歳の横田真一が躍動した。出だしの1番(パー4)でボギーが先行したが、その後は4つのバーディを奪って「67」。首位と1打差の3アンダー4位タイで滑り出した。横田の初日ひと桁発進は、2015年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」(6位タイ)以来、9年ぶりのことだ。 難度の高いコースに加えて、強い風が吹きつけるコンディションに選手は苦しむ中でのスコアメイク。「横田“真二”がやっていました」とおどけて見せたが、プロ30年の経験に加えて、「風に負けないボールを選んでますから」とニンマリ。 横田の使用球はタイトリスト『プロV1』だが、「赤(プロV1X)だとスピンが多くなるので。今日は黒(プロV1)を使っている方が有利だなと思っていました」。いわゆるめくれるボールではなく、風に潜るボールが打ちやすい『プロV1』を使用することで、コントロールがうまく効いた。そのこだわりはさらに強く、同じ『プロV1』でも自身の理想の球筋が打てる2019年モデルを使用している。 ボール選びだけでなく技術的な自信もある。「昨年10月から谷将貴さんに教わっていて、そこから調子がいいんです。練習ラウンドでもいいアドバイスをもらってだいぶ締まってきました」。バックスイングで手首を柔らかく使って上げるスイングを、早めにコックを作る、アーリーコックスタイルにしたことでスイングが締まり、安定感が出たという。 9年ぶりの好発進に「久しぶりにびっくりさせたいですね。明日は横田“真一”が出てこないように…」と軽やかな冗談も自信の表れに見える。レギュラーツアーでは9位タイ2014年「カシオワールド」以来のトップ10入りも夢ではない。