契約フリーの岩田寛 6メーカーの混成セットも「PWだけヨネックス」なのは何故?【勝者のギア】
<BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 最終日◇9日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース (茨城県)◇7430ヤード・パー71> 1本だけ鉛べったり 川村昌弘もピッチングには強いこだわり【写真】 国内男子の今季メジャー初戦は、首位タイから出た43歳の岩田寛が5バーディ・2ボギーで回りトータル13アンダーでホールアウト。先に同スコアでフィニッシュしていた石川遼と並び、プレーオフに突入。1ホール目をパーとした岩田が石川を振り切り、2023年4月以来のツアー通算6勝目を大会最年長Vで飾った。 これで、岩田はプレーオフでは初勝利。優勝インタビューでは加齢に抗うことを話していたが、やっていることは「ずっとあまり変わらないです。トレーニングの内容が。もっと飛ばしたいとかです」。 とはいえ、「怪我をしないこと。体を大きくしても柔軟性を失わないとか。スピードとか。柔軟性はストレッチだけでなく、細かい動きなど、今意識しています」と、たゆまぬ努力を続ける結果か、プレーオフでは11歳も若い石川と同じキャロウェイ製の『◆◆◆』ドライバーを使用し、飛距離も遜色なかった。 契約フリーの岩田は、上から見ると、キャロウェイ→テーラーメイド→スリクソン→タイトリスト→ヨネックス→オデッセイと、多くのメーカーの混成セット。ひときわ目を引くのは、PWだけ入れているヨネックス。この理由を尋ねると? 「ノーメッキが良くて、ピッチングは。(単品)ウェッジ型のピッチングがあまり好きじゃなくて、アイアン型のピッチングが良くて、それがノーメッキとなると、頼まないとできないんですよ。それをヨネックスさんがしてくれた」(岩田) 20年以上キャリア不変の『2ボールブレード』パターについても「調子が良かったら替えないじゃないですか。調子が悪くなって替えるのも嫌なんですよ。そうするとずっと使います」。他のパターは「たまに使うこともありますよ。苦手なグリーンとかあるので、そういう時に別のパターを使ったりというのは昔からあります」。 今週活躍したクラブについて問われるも、「ないです。すっごい短いパターも外したし。初日だったかな…曲がった時もあったし、ダフった時もあるし……。なので、ないです」と、質問に対して、正確に回答してくれた。 【岩田寛のクラブセッティング】 1W:キャロウェイPARADYM Ai SMOKE◆◆◆(9°Tour AD PT-7X) 3W:テーラーメイドQi10(15°Tour AD PT-8X) 5W:キャロウェイPARADYM◆◆◆(18°Tour AD PT-8X) 3I:スリクソンZX(N.S.PRO Modus³ TOUR 130X) 4I~9I:タイトリスト620MB( 〃 ) PW:ヨネックス EZONE MB301( 〃 ) AW:タイトリストVokey SM10(52°〃 ) SW:タイトリストVokey SM10(58°DG EX TOUR ISSUE) PT:オデッセイWHITE HOT 2-BALL Blade BALL:タイトリストPro V1x