旨すぎ注意! 丸亀製麺の年始限定「かに玉あんかけうどん」と「かにめし」を食べてきた
最初のひと口目は、もちろん本ずわい蟹のほぐし身。箸でつまんでひと口。噛むごとに繊維の一本一本から濃い旨みがじゅわんと染み出てきます。水っぽさは一切なく、しっかりとした弾力と蟹の香りが口の中いっぱいに感じられます。 続いては土台の五目ちらしご飯。ほのかにお酢が香るご飯の中には、にんじん、しいたけ、ごぼう、レンコン、お揚げが、それぞれ細かく刻まれて混ぜ込まれています。ご飯は、甘酢仕立てで、酸味も甘味もかなり控え目。甘めの味付けで煮られた具材の旨みと甘味、さまざまな食感がご飯全体の味を美味しく引き立てます。 そして多めに乗せられた錦糸卵と白ごまがちょうどいいアクセントになり、さらに蟹のほぐし身の旨みが加わって、パクパク食べ進められます。気持ち大きめのお茶碗一杯分で量は少なめでしたが、全く気にすることなくストレートに完食。美味しかった。ごちそうさまでした!
探してでも食べる価値大!? 「かに玉あんかけうどん」
無事に「かにめし」を堪能したところで時間は、14時前。帰宅するにはあまりにも早いなあということで実食を続行。今の店からさほど遠くないところにある別の『丸亀製麺』へ向かうことにしました。15分ほど自転車を走らせてお店に到着し、店員さんに恐る恐る「かに玉あんかけうどん、ありますか?」と確認したところ販売中でした。無事うどんを受け取って着席。いやあ、売ってて本当によかった……。
まずは、イエローが際立つうどんのおつゆから。レンゲですくってごくり。かき玉は、食感がほぼなく、出汁(北海道産真昆布と厳選した複数の削り節から採った白だしを使用)の上品な風味とコク深い滋味、そして本ずわい蟹のほぐし身から出た旨みが、とろみとともに口の中を優しく満たしていきます。温かみと優しさが冷えた身体に染み渡るぅ~。
続いてはうどん、あんかけつゆをとっぷりと纏ったところを食べます。通常のうどんは、冷水できゅっと締めてから丼に盛られていますが、今回のメニューでは、釜から直接盛り付ける“釜抜き麺”を使用。口当たりがいつもとはちょっと違い、ほわっと柔らかな感じの後にもっちりとした食感が続きます。うどんの表面に滑らかな凹凸が入っているのは、公式によると「うどんの新鮮さを示す“くびれ”」とのこと。これがあんかけつゆをうどんに纏わせやすくする秘訣のようです。細やかな気遣い心遣いを感じさせる技術がすごいです。 もちろん、つゆとうどんの相性はバツグン。うどんのリフト、つゆをすくうレンゲ、両者を間断なくすする口が止められないです。トッピングで乗せられたみつばの苦味をアクセントにしながら、最後は丼を抱えてあんかけつゆを飲み干してフィニッシュ。大変美味しゅうございました、ごちそうさま!