津波被災地を活用 宮城県最大規模の陸上養殖施設を整備へ 宮城・気仙沼市
khb東日本放送
宮城県気仙沼市で、震災の津波被災地を活用して宮城県最大規模の陸上養殖施設が整備されます。
気仙沼市本吉地区の震災の津波で被災した、かつて住宅地だった市有地に造られるのは、ギンザケやトラウトサーモンを育てる養殖施設です。総事業費は約25億円で、敷地面積は8710平方メートルです。1月から工事が始まり、周辺の井戸水を使って2026年3月に操業開始を目指す予定です。 施設建設を計画するNTTグリーン&フードでは「地域に密着した活動で、教育や産業などの面でも地域の活性化につなげたい」としています。 企業誘致を進めてきた気仙沼市も、今回の養殖施設進出を歓迎しています。 気仙沼市産業戦略課平田智幸課長「地域密着型で取り組んでいきたいという話も伺っているので、地元への貢献や波及効果を期待しているところです」 宮城県によりますと、陸上の養殖施設としては宮城県最大になるということです。
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