開館40周年の歴史振り返る 館山市博で収蔵資料展(千葉県)
開館から40周年を迎えた館山市立博物館本館で、同館の歴史と活動を収蔵資料とともに振り返り、紹介する展示「たてはく大図鑑」が、開催されている。 同博物館にまつわる40のキーワードに合わせ、134点の資料を展示している。来年1月28日まで。 同館は、博物館分館(現在の館山城)が開館した翌年、昭和58年11月23日に開館した。里見氏をメインに展示する他、安房地域の歴史や民俗に関わる資料を収集、展示などをしている。 同展では、館山城の建設から振り返る「たてはく誕生」、学芸員やボランティアの絵図士などの活動にスポットを当てた「ささえる人々」、資料の収集と未来へ伝える博物館の役割について説明する「大切な資料」などの他、全5項目で展示。40周年に合わせ、40個設定したキーワードをもとに展開している。 「大切な資料」のコーナーでは、購入や移管、寄付などさまざまな方法で資料の収集が行われていることを、「資料」というキーワードで紹介。 同館では寄付によるものが最も多く、一例として、市内の民家の取り壊しの際に寄付された「乳児・男児着物」の他、今年度購入し、安房の人物が載る「番付『古今高名力競』」なども展示している。この他、「指定文化財」「災害」などといったキーワードでさまざまな資料を展示した。 同館では「身近な公共施設である博物館について理解を深める機会として、ぜひご観覧ください」と呼び掛けている。1月14日には、担当学芸員による展示解説会(午後1時半~)も予定している。 開館時間は、午前9時から午後4時45分(最終入館4時半)まで。月曜日は休館。観覧料は、一般400円、小中高生200円(館山市民一般200円、同小中校生100円、同65歳以上無料)。 問い合わせは、館山市立博物館(0470―23―5212)へ。