<山田杏奈>10年以上続けられたのは「奇跡」 「ゴールデンカムイ」アシリパ役は「特に大切」
「細かい部分でも気遣ってくださって、杉元とアシリパのような関係というか。相棒でいられたという思いで臨んでいました。杉元が山崎さんだからこそ、いいバディー感も出せたのだろうし、うまくやらせてもらえたなと思います」
◇「山田杏奈でよかった」と思われる俳優に
芸能活動はもちろん俳優としても10年以上のキャリアを持つ山田さん。自身の“現在地”を聞くと、「キャリアプランを思い描かなきゃと思いつつ、来年、再来年に関することが見え始めているところまでで精いっぱい。なかなか何年計画みたいなわけにはいかないので難しいですね」という。
「10代からやらせてもらって今年で23歳。ここまで続けられたのも奇跡みたいなものだと思っています。これからの10年でまたちょっと大人になっていくのかなと思ったり、次の10年続けるにはもっといろいろやっていかなきゃいけないこともあります。どうにか長く続けていければいいですね」
チャレンジしてみたい作風や役どころを聞いてみると「大変と聞きますけど、医師役や医療ものにはちょっと憧れがあります。そういうお仕事ものとか、大人の恋愛ものにも興味はあります」と話す。
同じ役を長いスパンで演じるのは今回が初という山田さん。「楽しみですし、(撮影が)終わるといつも寂しさを感じてしまうのですが、今回はまた次みたいな感じで終えられたのが良かったです」とほほ笑み、「ちょっと空いてまた集まったら、各々違うものを持ってきてやれることにもなりそうで楽しみ」と思いをはせる。
そんなアシリパ役は、山田さんにとってどんな存在になったのだろうか。そして俳優としての目標は?
「今まで仕事してきた中でも特に大切だなと思いました。規模感の大きい作品に素敵な役で選んでいただけたのもありがたいです。これから先も演じていく役になるのかな、と思うとうれしい。今作に限らず、『山田杏奈がやってよかった』と思っていただけるような俳優でいたいです」