岸田首相が衆院「1区の会」と会食 石破氏も出席、握手で会場拍手
岸田文雄首相は27日夜、自民党の遠藤利明前総務会長(衆院山形1区)、稲田朋美幹事長代理(福井1区)、井上貴博衆院議員(福岡1区)らと東京都内のホテルで約30分間会食した。「ポスト岸田」の有力候補の一人とされる石破茂元幹事長(鳥取1区)も出席し、首相と石破氏が握手して出席者から拍手が起こる場面もあったという。 【一覧】次の首相にふさわしい人 世論調査の上位8人 遠藤氏、稲田氏、井上氏は衆院1区選出議員でつくる「1区の会」の発起人。全国に47ある1区は都市部で無党派層が多く、自民は次期衆院選で厳しい情勢が予想されることから、選出議員間で意見交換しようと集まった。首相も広島1区選出で会合に招かれたという。出席者によると、首相は派閥の政治資金パーティー裏金事件を念頭に「党に対する逆風が非常に強い」との認識を示したうえで、「皆さんに苦労をかけているが、1区の議員が全員当選できるようにみんなで力を合わせて頑張っていきたい」と述べた。 首相はその後、都内の日本料理店に移動し、自民の森山裕総務会長と会食した。9月の総裁選を見据え、今後の政治日程について意見を交わしたとみられる。【竹内望、園部仁史】