交通事故から歩行者守る「ゾーン30プラス」とは…大阪市での初の現場は小学校の通学路
通学路を歩く児童など、自動車事故から歩行者を守る取り組みが、大阪でも行われています。 最高速度を30キロに規制する「ゾーン30」。それに物理的なしかけを加えて、速度超過や進入を抑制する取り組みは「ゾーン30プラス」と呼ばれます。 それは例えば、生活道路に凹凸をつけたり、道路にカーブをつけたり。 大阪市内で初めての「ゾーン30プラス」は、大阪市立西船場小学校付近の道路です。 20日朝は、警察官や地元の交通ボランティアらが、登校する児童らに声をかけて交通安全を呼びかけていました。 この道には「狭さく=車道の一部を局所的に狭くする」しかけが施されています。運転者が意識的に速度を落とすことを促す効果があるとされます。 先行して「ゾーン30プラス」の取り組みが行われている豊中市での検証では、車の走行速度を抑制する効果があったということです。 大阪府西警察署の岸本景太交通課長は「ゾーン30プラスを整備することで、児童らが安全に通学できるよう期待したい」と話していました。
MBSニュース