【一挙プレビュー】PICK UP MATCHはJ1唯一無敗の広島と4試合無得点と苦しむ川崎Fの対決! J2は3位・岡山と首位・清水の大一番が行われる | Jリーグ
4月27日から4月28日にかけて開催されるJリーグ(J1・J2)の試合プレビューを一挙に紹介。J1リーグの10試合、J2リーグの10試合が各地で開催される。 ●【動画】ガンバ大阪 宇佐美貴史&鹿島アントラーズ 鈴木優磨インタビュー
4月27日
13:00 北海道コンサドーレ札幌 vs 湘南ベルマーレ(J1) 札幌はここ3試合で1勝2分。前々節にはMF浅野雄也、前節にはFWスパチョークに今季初得点が生まれるなど、攻撃陣が状態を上げている。その中で、今節のキーマンはFW鈴木武蔵。節目のJ1通算200試合出場が懸かる一戦で、待望の復帰後初得点を奪えるか。 湘南は「昨季TOP2」との連戦で1分1敗。横浜FM戦では10人で追いつく粘りを見せたが、神戸戦では最終盤に決勝点を許してしまった。第2節以来の白星を狙う今節はDFキム・ミンテに注目。古巣の攻撃陣をシャットアウトし、今季初の無失点に導きたい。 14:00 アルビレックス新潟 vs FC東京(J1) 新潟は前節、FW谷口海斗の技ありゴールが決勝点。2・3月度のJ1月間ベストゴールを受賞したストライカーが6試合ぶりの白星に導いた。そして今節は15年から8試合未勝利と苦手とする相手との一戦。今季初の連勝を飾り、上位進出の足がかりを作りたい。 FC東京は東京V、町田との“首都決戦”の2連戦で1分1敗。東京V戦では0-2から追いつく粘りを見せたが、町田戦では初対戦となったJ2王者に屈した。仕切り直しを図る今節はMF小泉慶に注目。古巣戦を迎える中、中盤のハードワークでチームを引き締めたい。 14:00 ジュビロ磐田 vs FC町田ゼルビア(J1) 磐田はFWジャーメイン良が止まらない。前節も2得点を挙げ、これで9試合9得点。J1でのキャリアハイが3得点だった男は早くも2ケタ得点に王手をかけ、得点ランキングトップを独走している。3試合ぶりの勝利へ、今節もサックスブルーの快速FWにかかる期待は膨らむばかりだ。 町田はFC東京との“新たなる東京対決”を制し、首位返り咲き。昨季も一度もなかった連敗をまたも回避し、勝負強さを印象付けた。勝利の立役者となったのがFWナ・サンホとFWオ・セフンの2トップ。U23日本代表組が不在の中で、今節も韓国籍コンビの活躍がカギを握る。 14:00 ヴィッセル神戸 vs 京都サンガF.C.(J1) 神戸は前節、ラストプレーで決勝点を奪い、今季初の連勝。復帰したFW大迫勇也のお膳立てをFW武藤嘉紀が決め、“ダブルエース”がさすがの違いを見せた。今週には7月にトッテナムとの親善試合開催が発表された中、昨季王者は今節、ホームでの初勝利を狙う。 京都は4試合連続の無得点と正念場。前節にはMF塚川孝輝が加入後初先発を果たすなど、試行錯誤の戦いが続くが、この関西対決で好転のきっかけを得られるか。今節は負傷から復帰したMF金子大毅を中心とした中盤での強度でいかに上回るかがポイントだ。 14:00 ベガルタ仙台 vs ジェフユナイテッド千葉(J2) 仙台は首位・清水に2-3で敗れ、7位に後退。一方的に押し込まれた前半の戦いは反省点だが、復帰戦となったDF真瀬拓海、MFオナイウ情滋ら途中出場の選手が存在感を放ったことは収穫だ。注目は2戦連発を狙うFW中島元彦。千葉戦では昨季2試合ともゴールを挙げており、今回も歓喜の使者となれるか。 千葉は秋田に1-2で逆転負け。10人の相手に対しシュート25本と圧倒しながらも2点目が奪えず、終盤に失点を重ねるという受け入れがたい結果になった。再び顔を上げて戦いたい今節はキャプテンのDF鈴木大輔に注目。リーダーシップの発揮とともにセットプレーの得点源としても期待が懸かる。 14:00 水戸ホーリーホック vs 藤枝MYFC(J2) 水戸は退場者を出しながらも10人で1点差を守り切り、5試合続いた“ドロー沼”から脱出。開幕節以来の今季2勝目を手にした。決勝点は、前線でハメる狙い通りのショートカウンターからFW寺沼星文がゲット。待望の今季初ゴールで前々節の悔しさを晴らしたストライカーに、今節も要注目だ。 藤枝は2戦連続の完封負けで19位に転落。11試合を終えて得点数がわずかに『4』と得点力不足に苦しんでいる。ボールは保持しているだけに、崩しの局面で相手に怖さを与える回数を増やしたいところ。また、ここまで全試合に先発してきたDF川島將が負傷で離脱となり、最終ラインの構成にも注目が集まりそうだ。 14:00 ザスパ群馬 vs V・ファーレン長崎(J2) 群馬は2試合連続となる4失点での敗戦。4試合勝利なしで最下位に転落した。守備面の修正が急務となる一方で、攻撃のキーマンは昨季の長崎戦で2戦とも得点しているFW佐藤亮。ホーム戦ではこのカード7年ぶりとなる白星に貢献しており、今回も自らの左足で勝点3を手繰り寄せたいところだ。 2位・長崎は横浜FCとの上位対決を制して4連勝。公式戦11試合負けなしとなった。得点ランキング単独トップに浮上したFWエジガル・ジュニオは、過去に群馬戦で計5得点。完全復活を果たした背番号『11』は相性抜群の相手から再びゴールを奪い、クラブ記録に並ぶ5連勝をもたらすことができるか。 14:55 愛媛FC vs ヴァンフォーレ甲府(J2) 愛媛は6試合ぶりの敗戦。内容面でも劣勢に回ったが、再三のファインセーブを見せたGK徳重健太の活躍は明るい話題だろう。今節はFW松田力が出場停止のため、前線の構成が焦点に。前節1ゴールのFWベン・ダンカンに加え、トレーニングマッチで結果を出したFW舩橋京汰、FW藤原悠汰の抜擢にも期待が懸かる。 甲府は4ゴールの圧勝でホーム戦初勝利。守備陣に離脱者が続出したなか、GK山内康太を中心に1失点で凌いだことも収穫となった。5位に浮上して迎える今節の注目はMF木村卓斗。昨季途中に加入した愛媛では18試合に出場し、クラブのJ2昇格に大きく貢献した。馴染み深いスタジアムで“恩返し”の活躍を見せたいところだ。 15:00 セレッソ大阪 vs 横浜F・マリノス(J1) C大阪の注目はFWレオ・セアラ。前節チームは今季初黒星を喫したものの、4試合連続ゴールを記録。今節は99年にファン・ソンホンが記録した5試合連続ゴールというクラブの外国籍選手連続得点記録が懸かる。2得点を奪った昨年同様、古巣相手に“恩返し”なるか。 横浜FMは24日、ACL準決勝で蔚山(韓国)を破り、ファイナルに進出。前半に退場者を出したが、GKポープ・ウィリアムを中心に猛攻を凌ぐと、最後はPK戦を制し、激闘に終止符を打った。興奮冷めやらぬ中、今節は11年を最後に勝利がない鬼門の地に乗り込む。