【解説】“迷走”台風 離れていても…大雨警戒 “ジョギング並み”の速さ
市村気象予報士 「あくまで参考情報ですが、世界各国の気象機関の予想モデルを見てみると、西日本をスムーズに通過しないのがよくわかります。四国付近で動きが複雑になっていて、太平洋側を進むのか、日本海側を進むのかも定まりませんし、さまざまな予想があるんです。ここまで複雑なものは、ほかの気象予報士の方々と話していても、見たことがないという意見で一致しました」 藤井キャスター 「通ってきたルートではなく、これから進む予想を示した図ですよね。ですから、これだけ予想がしにくいということなんですね」 市村気象予報士 「そうですね。どの地域でも、油断せず注意が必要です」
市村気象予報士 「時間帯別に警戒が必要な期間を見ていきます。まずは大雨ですが、30日も九州南部、九州北部、四国、中国、近畿、そして台風から離れた関東甲信や東海でも、多くの地域で赤色が示す大雨の警報がいつ発表されてもおかしくない状態になっています。31日以降も広い範囲で週明けまで警戒が必要です」 「続いて暴風の警戒期間を見ると、30日は九州北部や四国などで暴風警報の発表の可能性が高く、台風の勢力は弱まったものの引き続き警戒が必要になります。週明けまで広い範囲で影響する予想ですので、今後も最新の情報を確認するようにしてください」 (8月29日放送『news zero』より)