義務でないなら…自転車ヘルメット、進まぬ普及 努力義務化1年 1~4月の事故死傷者の着用率は14・7%
県警では昨年11月から交通事故時の被害軽減とともに、ヘルメットの普及と着用の定着化に向けて「かぶる・ひろがる・命を守る みんなでカチッと!プロジェクト」を推進している。アンケート調査などによると、非着用の理由として「周りがかぶっていない」が多くの割合を占めていることに対策を講じる取り組み。4月末時点でサッカーJ1浦和レッズの下部組織(小中高年代チーム)など30団体が賛同し、参加している。 同課は、啓発活動などの働きかけの成果で子どもや高齢者の着用者が増えている印象がある一方で、幼児や小学生の子どものいる親世代への普及が課題とみている。「家庭や学校、職場など身近なところから、自転車に乗るときはヘルメットを着用するよう、声をかけ合ってほしい」と呼びかけている。