竜星涼「毎日汗をかいて必死に撮影してます」 八木莉可子から見た“お兄ちゃん”な一面も
日本テレビ系土ドラ10『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』制作発表会見が9月21日に生田スタジオにて行われ、ダブル主演を務める竜星涼と八木莉可子をはじめ、及川光博、入山杏奈、徳井優が出席した。 【写真】竜星涼ら撮り下ろしカット(複数あり) 本作は、プロデューサーの尾上貴洋、演出の大谷太郎、脚本の福田哲平ら、日本テレビ系ドラマ『大病院占拠』『新空港占拠』のチームが結集したオリジナル作品。父を殺された元警察官の兄・渡良瀬貴一(竜星涼)と天才ホワイトハッカーの妹・優貴(八木莉可子)の兄妹が、父を死に至らしめた巨大特殊詐欺グループを内側からぶっ潰すために、危険を顧みず組織に潜入する姿を描く。 竜星は「父親が詐欺組織『幻獣』の人物に殺されたことで、兄妹で復讐していく役です」と説明すると「毎日汗をかきながら必死に撮影させていただいています」と報告。八木も「ドキドキやハラハラが止まらない物語です」と緊張感の高い撮影が続いていることを明かしたが、一方で「とてもスタッフさん、キャストさんと仲が良く、カットが掛かると和気あいあいとした雰囲気になるんです」と緩急が効いた素敵な現場だという。 そんな兄妹を見守る神奈川県警・捜査二課刑事・入間慎之介を演じる及川は「2人は亡くなった同僚の子供たちなので、入間は愛を持って接している。立ち位置的には親戚のおじさんのような感じ。いつも現場に入る前に、一度姪っ子のことを考えるんです。そうするといい感じになる」と独特の役作りについて述べる。 竜星と八木は本作が初共演。竜星は「お会いする前に感じていたよりも10倍も20倍もチャーミングな方でした」と印象を述べると「いつもものすごく笑ってくださるので、その笑顔に助けられています」と現場の華のような存在だという。八木も「裏でもお兄ちゃんみたいに接してくださいます。現場を引っ張るみんなのお兄ちゃん」と相思相愛ぶりを見せる。 特殊詐欺のターゲットなる高齢者・岩木泰造を演じる徳井は「いままでいい加減な人を演じることが多かったのですが、今回はしっかりした人物。なにせ5億円も預金があるんですから」とおどけると、そんな特殊詐欺のチームリーダー・高津美波を演じる入山は「とてもリーダーシップがあって頭が切れる役。私自身がそういう立ち位置に近くない存在だったので、しっかり頑張って演じたいです」と意気込んでいた。 物語が進むにつれてヒリヒリした展開がさらに増していくという、想像できないオリジナルストーリー。竜星は「最期の最後まで裏切られる展開になります。1話1話いろいろな特殊詐欺の形を提示していくので注意して見ていただきながら、兄妹で潜入していくなかでいろいろな人との出会いによってどんな選択をするのかに注目してほしいです」と見どころを語ると、八木も「現場もお芝居もすべて明るく引っ張ってくださる竜星さんと毎日撮影を頑張っています。私自身も騙されてしまうような展開。何度観てもいろいろな気づきがあるので、ぜひ楽しんでほしいです」とメッセージを送った。
磯部正和