主要候補に現職同等の警備、米 暗殺未遂で下院が法案可決
【ニューヨーク共同】米大統領選の共和党候補のトランプ前大統領(78)に対する2度の暗殺未遂を受け、下院は20日、主要政党の大統領候補と副大統領候補に対し、現職と同等の基準で警備体制を敷くよう大統領警護隊に命じる法案を満場一致で可決した。 警護隊のロウ長官代行は記者会見で、トランプ氏の警備は既に現職と同等の体制に強化していると説明した。 警護隊は7月の暗殺未遂の態勢を検証した報告書の要約も発表。未然に防げなかった要因として地元警察と警護隊が十分な調整をせずに複数の無線の周波数を利用し、警護隊に容疑者=現場で射殺=の存在が正確に伝わっていなかったなど、関係機関の連携不足を挙げた。