大不振の西武がかつて築いた黄金時代…眠れる獅子はいつ目覚めるか|プロ野球2024
■秋山、清原、デストラーデに工藤、渡辺、郭
ライオンズが不死鳥のごとく蘇ったのは西武に移ってからで、広岡達朗監督によって1982-1983年に優勝。続いて森祇晶監督が1985-1988年、1990-1994年と2度の4連覇、9年間で8度優勝という巨人V9に匹敵する超黄金時代を築いた。 この森時代は素晴らしい選手がそろった。打線は秋山幸二、清原和博、オレステス・デストラーデ・デストラーデの主軸トリオに石毛宏典、辻発彦といった名脇役がいた。投手陣は東尾修、工藤公康、郭泰源、渡辺久信ら投打にタイトルホルダーがそろった。強さを象徴したシーズンは92年。打撃と防御率の10傑に3人ずつ、ベストナイン(DHを加え10人)と守備のゴールデングラブ賞はともに8人というすごさだった。 西武ファンはここ4年というもの優勝から遠ざかっている。優秀選手が次々と出て行き、年ごとに弱体し、残念ながら現状では復活の望みは限りなく薄い。ライオンズの歴史を振り返ると、移転によって復活した。
菅谷齊