証券会社の口座に100万円を入れたまま時間がなくて投資ができません。忙しくてもできる投資はない?
投資で活用できる制度とは
限られた時間の中で賢く投資をするためには、国が提供する優遇制度を活用するのが有効です。NISAやつみたてNISA、iDeCoなど、国の制度を使えば、より効果的に資産を増やすことが可能です。 本項では、NISAやつみたてNISA、iDeCoそれぞれの制度の概要について解説します。 ■NISA・つみたてNISA 2023年12月で、現行のNISAおよびつみたてNISAの制度が終了し、新たな制度が始まります。新NISAでは非課税期間は無期限、口座の開設が恒久的に可能です。 また、つみたて投資枠と成長投資枠を組み合わせて利用できるようになるため、より柔軟な資産形成が期待できます。 年間の投資枠は、つみたて投資で最大120万円、成長投資で240万円、合わせて年間最大360万円までの投資が可能です。非課税保有限度額は全体で1800万円に拡大し、さらに成長投資枠では1200万円までの再利用が可能です。 投資可能な対象や金額が広がったことで、ますます投資をしやすくなるでしょう。 ■iDeCo iDeCo(個人型確定拠出年金)は、将来の安定した資金形成を目的とした、自らの判断で運用を行う制度です。掛金の拠出から運用方法の選択、最終的な給付受取に至るまで、すべて加入者の手に委ねられていて、投資信託も選択できます。 とくに税制面での優遇が大きな魅力で、掛金の拠出時だけでなく運用益や給付を受ける際にも、掛金が全額所得控除されたり、運用益が非課税になったりと、税制上の優遇が受けられます。iDeCoを利用することで、効率的な資産増加を目指せるでしょう。
忙しくて投資に時間を割けないなら投資信託の自動積立を活用してみましょう
時間が限られている現代人にとって、効率的な投資法は非常に価値があります。中でも投資信託の自動積立は、その手軽さと時間を要しない特性で忙しい人に適しています。自分で毎回資産を管理し投資する時間がない場合でも、自動で積立が行われるため、定期的な投資が可能となります。 時間を見つけては投資するよりも、自動積立によりコンスタントに市場に参加することで、長期的な資産形成を目指せます。忙しい日々の中で資産を増やしたい人は、ぜひ投資信託の自動積立を検討してみてください。 出典 金融庁 一般NISAの概要 金融庁 つみたてNISAの概要 金融庁 新しいNISA 国民年金基金連合会 iDeCo(イデコ)の特徴 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部