ソメイヨシノ 昨年より10日遅く 「大宮通り」で桜開花宣言
長野県飯田市の中心市街地にある桜の名所「大宮通り」で2日、「開花宣言」の基準となるソメイヨシノの木で花が開いているのを確認したとして、地元の桜保存会が開花宣言を行った。午前に5輪以上の開花を確認した。今週末に見頃を迎える見通し。 保存会によると、平年並みの開花で、昨年より10日遅い。 この日、桜保存会の井上基会長(66)が開花状況を確認し、開花を宣言した。早速地元の園児が駆け付け、うれしそうに見上げていた。 晴れて気温が上昇したこともあり、散歩などに訪れた人は「待っていました」と春本番の到来を心待ちにした。 井上会長は「夜桜を含め、大宮通りの桜を一人でも多くの人に堪能してもらえたら」と話した。 約700メートルの通りにはソメイヨシノを中心に150本ほどの桜の木が植わる。 夜間のライトアップについて、桜の生育が当初の見込みよりやや遅れたといい、桜保存会はちょうちんの点灯期間を12日まで延長することを決めた。点灯時間は午後6~10時。