多様性と平和を訴えたい 「ミセス」全国大会へ意欲 ゴージャス部門の沖縄代表
【八重瀬】「行動するカッコいい女性」を表彰するミセス・オブ・ザ・イヤー2024沖縄大会のゴージャス部門(25歳以上、結婚歴がない女性)で県代表に選ばれた八重瀬町志多伯出身の神谷きよみさん(41)が10日、同町役場に新垣安弘町長を訪ね、全国大会への意気込みを語った。 「世界大会を若い人の活躍の場に」 ミセス・オブ・ザ・イヤーの日本代表、ドレス製作とヘアーセットを専門学校生に依頼 神谷さんは父が米国先住民で両親は幼い時に離婚。外見は周囲と違ったが、母の実家で祖父母や親類に囲まれてすくすくと育ったという。 20代で長女を授かったが、ドメスティックバイオレンス(DV)を受けて未婚のシングルマザーになることを決意。「人の役に立つ仕事をしたい」と30代で看護専門学校に通い、現在は友愛医療センター(豊見城市)の手術室看護師として手術のサポートをしている。 11月3、4日に東京で開かれる全国大会に向けて「27歳から連絡を取り合うようになった父も米国から応援してくれる。血筋と沖縄の経験から多様性と平和を訴えたい」と語った。 神谷さんの母がいとこに当たる新垣町長は「全国でもいい結果を出して、志多伯公民館で祝勝会をしよう」と笑顔で呼びかけた。(南部報道部・新崎哲史)