彫刻や工芸の秀作そろう 富山県の井波美術協会員が近作出品
井波美術協会(野村光雄会長)の作品展が、南砺市北川(井波)の井波彫刻総合会館で開かれており、日展や中央展で活躍する実力作家の秀作31点が紹介されている。9月10日まで。 同会館での開催は初めて。彫刻、工芸、絵画、書、写真の幅広い分野で、会員28人が近作を出品。彫刻は、ネコと少女が立ち並ぶ様子を通じて人間と動物の共存を表現した作品などがそろう。勢いよく遡上(そじょう)するアユを力強いタッチで描いた絵画や、大地の生命力をテーマにした木工芸なども並び、それぞれの作家の個性が光っている。 観覧には会館への入館料が必要。第2、4水曜定休。9月12~25日には八日町通りの観光施設「やえもんや」に会場を移して開く。