5000勝の佐賀競馬騎手、酒気帯び運転容疑で逮捕 出勤途中に職務質問 福岡県警
福岡県警久留米署は3日、酒気帯び運転をしたとして道交法違反の疑いで、同県久留米市六ツ門町、佐賀競馬所属の騎手山口勲容疑者(54)を現行犯逮捕した。地方競馬で5千勝を超える実績がある。 署によると、近づいたパトカーを避けるような不審な動きがあったため、職務質問した。自宅から出勤途中だったといい「酒を飲んでから7時間寝たので、抜けていると思った」と話している。 逮捕容疑は、3日午前0時40分ごろ、久留米市六ツ門町の国道209号で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑い。 山口容疑者は「ミスターほとんどパーフェクト」の愛称を持つ佐賀競馬を代表する人気騎手で、2021年12月に地方競馬では史上6人目、佐賀競馬では2人目となる5千勝を達成した。 鳥栖市の佐賀競馬場は3日、閉庁日だったが、担当者が出勤して情報収集や次回開催日となる6、7日の対応などを検討した。厩舎ごとに異なるが、騎手はおおむね午前1~2時ごろに出勤し、競走馬の調教をするという。 佐賀県競馬組合は、当面の間、山口容疑者のレース騎乗を見合わせるとしている。同組合はウェブサイトで「厳正に対処する。競馬ファンや関係者に心配をかけ、心よりおわびする」などのコメントを出した。