【12球団開幕投手物語】中日・“奇策”で2度のリーグV
長いプロ野球の歴史で、開幕投手の栄誉に浴した男たち。その一人ひとりに多くのドラマがある。ここからは12球団別に過去の開幕投手を振り返りながら、物語に紡ぎ上げていく。 ※記録は2リーグ制以降 歴史ある伝統球団だが、昭和の大エースの名前が多く挙がる他球団とは違い、開幕戦最多先発(7)、同勝利(3)のチーム記録を保持するのは、平成のエースである川上憲伸。14勝を挙げて新人王に輝いた翌年、入団2年目の1999年に早くも大役を任されると、2003、05~08、14年にもマウンドに上がった。ハイライトは05年。横浜(現DeNA)の三浦大輔と投げ合いとなり、お互いに譲らず8回まで両軍ゼロ行進。川上が9回を6安打無四球7奪三振で無失点の快投を見せると、9回裏に無死満塁からアレックスが劇的なサヨナラ満塁弾を放ち・・・
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週刊ベースボール