宇都宮のギャラリーで二人展 絵画や版画100点展示
「第3回松野行・渡辺勲二人展」が10月31日~11月5日、オリオンACぷらざ(宇都宮市江野町)で開催された。(宇都宮経済新聞) 【写真】松野さんの作品 会場には日展会員で日洋会理事の松野行さんのスケッチ約55点、栃木県版画協会会長渡辺勲さんの木版画約45点、合わせて100点を展示した。 以前同じ職場で仕事をしていた松野さんと渡辺さんは2年に1度、同ギャラリーでニ人展を開いている。 松野さんは二人展を目指して作品を描きため、新作を展示している。作品はスケッチでも油絵具で描く珍しい作品で、普段展覧会に出品する作品とは違い、短時間で仕上げ、静物画が多く、油絵具を使っている。紙が油を吸うため早く描ける色紙などに描いているという。「教えている教室の生徒に見本を示す意味でも一緒に描いている」と松野さん。 渡辺さんの作品はシェイクスピアの「夏の日の夢」や「ヴィーナスの誕生」「落穂ひろい」など西洋の名画を渡辺さん風の版画にする。名画のパロディー調の版画、今は亡き有名人が一堂に会し合唱している作品や、Aから始まる英単語にイメージされる版画を並べた作品などユニークなものも多い。 渡辺さんは「版画は楽しむものなので楽しんで作っている。見る人にも楽しんでほしい」と話す。
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