大谷翔平（ロイター）

◆米大リーグ　ドジャース―レッズ（１９日・米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム） 　ドジャース・大谷翔平投手（２９）が１９日（日本時間２０日）、本拠地・レッズ戦に「２番・ＤＨ」で先発出場。８回先頭の第４打席は３番手左腕・モルから一塁内野安打を放ち、２試合ぶりのヒットとした。一塁ベースカバーに入った投手との競争を快足で制した。一塁を駆け抜けたところで審判とぶつかりそうになったが、見事な身のこなしで衝突を避けた。 　この日まで今季１５試合で打率３割８分６厘と好相性のデーゲームだが、初回１死の第１打席はレ軍先発・グリーンの９８・８マイル（約１５９キロ）直球に空振り三振に倒れた。３回２死一塁の第２打席は左飛。５回２死二塁の第３打席は投球が左足をかすめる死球で２試合ぶりの出塁を記録。死球は移籍後初めてだった。 　前日１８日（同１９日）の同戦ではベッツが休養で今季初の欠場。打順が繰り上がり、大谷はエンゼルス時代の昨年７月８日（同９日）の敵地・ドジャース戦以来となる１番に座った。しかし、メジャー通算７本目の先頭打者弾をかけた初回先頭で三ゴロに倒れるなど４打数無安打。自身８試合ぶりの出塁なしに終わり、小休止となった。 　それでも、米カリフォルニア州ロサンゼルス市が選手としての功績などをたたえ、「大谷翔平の日」と制定した１７日（同１８日）の同戦では３回に左翼席へ１３号２ラン。自ら“祝砲”をあげ、リーグ単独トップに再浮上していた。 　今季の大谷はここまで４６試合で打率３割５分、１３本塁打、３２打点、１１盗塁。１８日（同１９日）終了時点で６毛差で首位打者からは陥落したが、本塁打、安打、塁打、長打数、長打率、ＯＰＳ、ＩＳＯ（長打率から単打を除いて算出、長打力を示す）で驚異のリーグ７冠となっていた。