土砂崩れの影響で休止していた「松山城」営業再開で商店主から期待と不安の声
南海放送
先月12日の土砂崩れの影響で休止していた、松山城の天守やロープウェイなどの営業がきのう再開しました。期待が高まる一方で関係者からは、観光客がどこまで戻ってきてくれるか不安の声も聞かれました。 きのう、20日ぶりに営業を再開した松山城。ロープウェイ・リフトの利用者は去年7月の平均よりも300人ほど多く、再開を待ちわびていた思いが人出にも表れていました。 群馬から: 「あきらめて帰ろうかなって思ったところにホテルの方に今日からだよって言われ急いできました」 一夜明けたきょうも… 千葉から家族で: 父「娘が城好きで、登りたいということでよかった」 母「本当にツイてたなって。ね」 娘「すごかった。他のお城より石垣がたくさんあって、どうやったらあんなに積めたんだろうと思った」 12日から休業していた本丸広場の土産物店は、きょう営業を再開しました。 城山荘 江戸日出夫店長: 「きのうから再開というのを前日の夕方のアナウンスだったので、スタッフの用意とかで(きょう再開)土砂災害の影響がある方もいるので(休業期間が)長い短いの話ではないと思うが、こうやって営業させていただくのはありがたい」 およそ150店舗が並ぶロープウェー商店街では。 東雲かまぼこ 堀本慎二さん: 「期待は大いにしている」 みつのもり 渡部摩衣さん: 「お盆の前に復活してもらったので、私たちとしては、人がたくさん来てくれたらお店も賑わうし、通り自体が賑わってくれるのもうれしい」 松山城の再開効果に期待が膨らむ一方で… 松山ロープウェー中央商店街振興組合 向井英樹理事長: 「(当初は)確かお盆までは再開できないということだったので。計画変更で、例えば旅行を松山・道後ではなく違う地域に行ってしまったりという可能性もあるのでは。観光客の呼び起こし、告知をしっかりしていきながら駅舎などでイベントをするとか、人流回復に向けて我々も色々動いて行かないといけない」 東雲かまぼこ 堀本慎二さん: 「期待しているのが大きいので、盆にかけて気合いを入れている」