戸隠連峰のふもとで出産に向けた体力づくり 新緑まぶしい牧場でのんびりと草をはむ雌牛たち
長野市戸隠の戸隠牧場で、雌牛の放牧が始まった。青空が広がった11日は、新緑がまぶしい放牧地で、のんびりと草をはむ姿が見られた。牧場で元気よく駆け回りながら、出産に向けた体力をつける。 【写真】おいしそうな草はあるけれど...見慣れない場所に台車から降りるのに抵抗する雌牛
戸隠牧場では6月から10月下旬まで、長野市や北信地域の酪農家などから牛を預かっている。この日は、体高や体重の測定を終えた4頭が新たに加わり、跳ねるように放牧地へ入っていった。約60ヘクタールの敷地にはホルスタインやジャージー牛など既に59頭が放たれ、シーズン中に計100頭ほどが放牧される予定だ。
牧場主任の田村理香さん(53)は「黒姫山や戸隠連峰に囲まれた豊かな牧草地で、自由にのびのびと過ごしてほしい」と話していた。