ブラジル戦で北朝鮮攻略のヒントを掴めるか。CB南がパリ五輪の最終予選に向けて確認したいこと【なでしこジャパン】
「ブラジルの選手たちも足もとがあって」
11月30日(現地時間)になでしこジャパンが国際親善試合を戦うブラジル女子代表は個人技に優れたチームだ。ガツガツと前線から個の力で押し込んでくる印象の北朝鮮女子代表を彷彿とさせる特徴がありそうで、そう考えると今回のブラジル戦はパリ五輪最終予選の予行演習と捉えてもいい。 【PHOTO】長谷川唯のダブルピース、猶本光の決めカット、熊谷紗希のキラキラネイル...なでしこジャパンFIFA公式ポートレートギャラリー ブラジル戦前日、オンライン会見に応じたDFの南萌華(ローマ在籍)は、最終予選の北朝鮮戦に向けての確認事項を以下のように話していた。 「(北朝鮮は)アジアの中でも前線の選手たちがガツガツ来たりとか、結構、個のところで打開してくる選手が多いです。ブラジルの選手たちも足もとがあって、技術の高い選手が多いので、そのなかでディフェンスとしては個人のところでまず負けない部分にフォーカスして戦えれば。 サッカーって11対11ですが、個人の戦いで負けなければチームとして優位に立てます。2月に向けてのこの戦いでは個の部分にこだわりたいです。 北朝鮮が荒くじゃないですけど、気持ちを見せてくる中で、(なでしこジャパンは)いかに球離れを早くして、空いているスペースを見つけてビルドアップできるか。そこが重要になるので、明日のブラジル戦は空いているスペースなどを見ながらサッカーをしたいです」 南はワールドカップ時の3-4-2-1システムで3CBの左を、4-3-3システムでは2CBの左を主に担当。ブラジル戦で北朝鮮攻略のヒントを掴めるか。 ちなみに、パリ五輪最終予選は来年2月24日と28日に開催される。なでしこジャパンは北朝鮮とのホーム&アウェー形式での戦いに臨む。これに勝てば本大会出場となる。 構成●サッカーダイジェストTV編集部