『氷菓』作者が贈るミステリ〈小市民〉シリーズ2部作が今夏アニメ化!キャストに羊宮妃那×梅田修一朗
〈小市民〉シリーズより『春期限定いちごタルト事件』『夏期限定トロピカルパフェ事件』2作品のTVアニメ化が決定し、2024年7月よりテレビ朝日系全国24局ネット“NUMAnimation”枠にて放送されることが明らかになった。 【画像】ティザービジュアル・キャラクター資料ほか発表フォト(全5枚) あわせて本作キャラクターである小鳩と小佐内が描かれたティザービジュアルティザーPVも公開となり、それぞれを梅田修一朗さんと羊宮妃那さんが演じることも発表に。両キャラクターの人物紹介とキャストコメント、原作者の米澤穂信先生を始めとするスタッフ陣からのコメントも到着している。 〈小市民〉シリーズは『氷菓』をはじめとする〈古典部〉シリーズの作者である直木賞作家・米澤穂信氏によるミステリ作品。かつて“知恵働き”と称する推理活動により苦い経験をした小鳩が、清く慎ましい小市民を目指そうと決意。同じ志を立てた同級生の小佐内と、たがいに助け合う“互恵(ごけい)関係”を密かに結び、小市民としての高校デビューを飾り平穏な日々を送るつもりでいた、ふたりの学園生活にはなぜか不可解な事件や災難が次々と舞い込んでくる、といった青春ミステリ小説が待望のTVアニメ化。
キャスト&原作者コメント到着
小鳩(こばと)常悟朗(CV.梅田修一朗) 船戸高校1年。“知恵働き”と称する優れた推理力を持ちながら、小市民ともいうべき普通の生活に憧れている。中学のある時期から小佐内さんとは助け合う“互恵関係”でいることを約束している。 はじめまして!梅田修一朗と申します! 小鳩常悟朗を演じさせていただきます。 オーディションをきっかけに原作小説を読みはじめたのですが、小鳩の彼らしさが溢れる軽妙な語りに乗せられていくように、たのしくあっという間に読み終えてしまいました。 アニメで小佐内さんとの関係性が、空気感が、どのように描かれるのか……!とても楽しみです。 あとはもちろん、小鳩のあの決め台詞も聞きたいですよね! 原作をずっと読んでこられた方も、アニメから『小市民シリーズ』に触れる方も、 楽しんでもらえるように、精一杯演じさせていただきます。いつか掴むんだ、小市民の星を。 どうぞよろしくお願いいたします! 小佐内(おさない)ゆき(CV.羊宮妃那) 船戸高校1年。鋭い洞察力と行動力がありつつも、過去の失敗から小鳩くんと同じように小市民であることを目指している。甘いものに目がなく、放課後はしばしば街のスイーツショップに繰り出している。 小佐内さんは原作を読めば読むほど、どう演じようかなと悩んでしまうくらい、奥深い魅力がいっぱいある女の子です。 小説だからこそのト書きに表された一挙手一投足を大切に汲み取れたらと思いますし、アフレコ現場では小佐内さんのまだ知らなかった一面にも向き合わせて頂きたいです。 小説で綴られた世界から、アニメではどのような景色が広がっていくのかわくわくしております。 ぜひ皆さんも楽しみにお待ち頂けますと幸いです。 米澤穂信(原作) まさか、動いて喋る小鳩や小佐内たちを見る日が来ようとは、まったく思いもかけないことでした。「日常の謎」から少しずつはみ出していく彼らの物語に、いま、別の形が与えられたことを嬉しく思います。 絵が、声が、音楽が、アニメーション作品のあらゆる要素が、きっと本シリーズに新しい魅力を与えてくれることでしょう。その瞬間を、私自身楽しみにしています。 神戸守(監督) この小説には少し変わった登場人物がいます。 小市民を目指す小鳩くんと小佐内さん。小市民という言葉はどちらかというと人を揶揄するような言葉だと思うのですが、目立つことなく平穏に過そうと小市民を目指しています。また二人の間では互恵関係が結ばれていて友人でも恋人でもない不思議な関係にあります。そんな二人が面白いのです。 大野敏哉(シリーズ構成) 素晴らしい原作に出会えて嬉しく思っています。スイーツがたくさん出てくる甘い雰囲気の作品ですが、内容はなかなか苦めです。最大のミステリーは人の心とも言いますが、今回においては小佐内さんの心の中かもしれません。 神戸監督はじめ信頼し合えるチームに恵まれ、意義ある脚本作業ができたと思います。 斎藤敦史(キャラクターデザイン) 小畑貴裕(音楽) 今回、TV アニメ『小市民シリーズ』の音楽を担当させていただき、光栄に感じています。 担当が決まって原作も読ませていただき、とても面白くて『小市民シリーズ』のファンになりましたし、僕自身もアニメの公開を今から大変楽しみにしています! 楽曲的には、民族的な要素を取り入れつつ、様々な工夫をしていますので、音楽も楽しんでいただけますと幸いです。