ひねくれた上司との会話で「そのネクタイ、オシャレですね」はNG。ご機嫌とりをしているとバレない、ひろゆきの“ズルい”言いまわし
仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。 どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。
ひねくれた上司とうまく付き合う会話術
仕事はできるが少々ひねくれた性格をした上司がいる。会話の話題作りをしようとこちらが服装や髪形を褒めても、「ダサいってこと? 目立つ?」などと返してくる。会話する機会が多い関係なだけにツラいが……こういった上司とも会話を盛り上げるテクニックは存在する。
ひねくれた人と対峙するときは、具体的な褒め方をしたほうがいい
仕事ができる人には、少々ひねくれた性格の人も多いです。しかも、そういう人は勘がいいので、言葉の裏側を察知する能力が高かったりします。 例えば、「そのネクタイ、オシャレですね!」と本心から褒めても、「これは社交辞令というか、『とりあえず言っておけばコミュニケーションが円滑に進むだろう』という挨拶みたいなものだろう」と裏読みされたり……。 その結果、「それってダサいってこと?」と、皮肉っぽい返事をする人もいるでしょう。 そんな人への対策として、質問形式にして“暗に褒める”という戦略が有効と言われたりします。 「そのネクタイ、オシャレですね」と直接的に褒めるのではなく、「そのネクタイ、どこで買ったんですか?」と聞く方法です。このような質問形式だと、話に乗ってくれて、そこから自分語りを披露する人も少なくないです。 ただ、なかには勘がよすぎてこの戦略が効かない人もいます。 というのも、本当に勘がいい人は「そのネクタイ、どこで買ったんですか?」と聞かれたら、「どこで買ったのか聞いてきた→自分の持ち物を褒めている→自分の機嫌をとろうとしている」と、即座に連想するからです。つまり、こちらがネクタイに興味があるのではなく、「本当はご機嫌とりをしているのでは?」とうがった見方をするのですね。 では、どうすべきか。勘のいいひねくれた人を相手にするときは、余計なことはせず、むしろきちんと説明したほうがいいです。