ブルージェイズの菊池（AP)

　◇インターリーグ　ブルージェイズ3―0ブルワーズ（2024年6月11日　ミルウォーキー） 【写真】佐々木麟太郎が「心から尊敬する」花巻東の先輩と2ショット！ 　ブルージェイズ先発・菊池は5回で97球を要しながら3安打無失点、5奪三振。自身2連勝で4勝目を手にし「今年一番制球に苦しんだ。こういう試合は腕の見せどころ。価値ある1勝」と胸を張った。 　2年ぶりに登板する球場で硬いマウンドに慣れず、初回2死満塁など3回まで毎回得点圏に走者を背負った。 　それでも粘り、4、5回は3者凡退で片付け「甘いゾーンでもいいので打たれるまで投げよう」と力で押した。 　まさにこの日は「花巻東デー」。ドジャース・大谷が16号本塁打を放ち、スタンフォード大に進学する佐々木は米国でのデビュー戦で一発。そして自身は白星を挙げた。2人は菊池にとって母校・花巻東の後輩であると同時に、おおいなる刺激を受ける存在でもある。 　菊池は数日前、佐々木にディナーをごちそうした。試合にも招待された佐々木は、自身のインスタグラムに「心から尊敬する私の大先輩のお一人です」と感謝とともに書き込んでいた。 　対する菊池は、佐々木に自身のバットをプレゼントしたことがある。西武時代に公式戦で3本のヒットを放った際に使ったバットのうちの一つだという。 　そんな後輩のさらなる成長を期待する菊池は「彼がメジャーに上がるまでなんとか（自分も）メジャーにいたい。それがモチベーション」。近い将来、メジャーの舞台で対決を――。そんな夢を思い描いている。