VW傘下セアト 自動車製造は「継続」の方針、都市型EVを発売か
エンジン車は「改良」で対応か
セアトは1950年に当時のフランコ政権のもと、スペイン政府やフィアットの出資によって創設された。1953年に自動車製造を開始し、1993年にはフォルクスワーゲン・グループの完全子会社となった。 セアトの現在の乗用車ラインナップは、イビサ、レオン、レオン・エステート、アローナ、アテカ、タラッコで構成されている。 ゴッセン氏によると、現行モデルの寿命を延ばすことも検討中で、コストの大きいフルモデルチェンジではなく、改良により新鮮さを保つという。 例えば、Cセグメントのレオンは、兄弟車フォルクスワーゲン・ゴルフに続いて年内に大幅改良が予定されている。アテカは販売開始から約8年が経過しているため、アップグレードの機は熟している。 現在のところ、イビサの需要は供給を上回っているとされ、ブランド全体の販売は今年増加するとの予測もある。
レイチェル・バージェス(執筆) 林汰久也(翻訳)