運転手が降りた隙、タクシー盗み走り去る 乗客の20歳男逮捕 「知らん」と容疑否認 尼崎
乗車していたタクシーを盗んだとして、兵庫県警尼崎南署と尼崎東署は19日、窃盗の疑いで、大阪市淀川区の無職の男(20)を逮捕した。 【写真】「それ詐欺ですよ」新人タクシー運転手、客乗せたまま交番へ ピンときた! 会話で確信 逮捕容疑は19日午後3時40分ごろ、同県尼崎市昭和通4の県道で、エンジンをかけたまま駐車していたタクシーの運転席に乗り込み、走り去って盗んだ疑い。「知らん」と容疑を否認しているという。 同署によると、男は大阪市内でタクシーに乗り込み、複数の目的地へ行くように指示を出しながら尼崎市内まで誘導。案内に不安があった運転手の男性(87)は車を降りて、別のタクシー運転手に事情を説明していたところ、男が運転し始めたという。 同日午後4時過ぎ、男は尼崎南署を訪れて、署員に市内の商業施設への行き方を尋ねたという。見た目や服装などからタクシーを奪った男である可能性が浮上。捜査中の尼崎東署員が発生地点から300メートルほど離れた路上に放置されていたタクシーを発見し、ドライブレコーダー映像から男が運転していたことを特定した。