【ライブレポート】ベルナルド「野菜-1グランプリ2024」優勝、賞金83万1000円を獲得
昨日8月31日、「野菜-1グランプリ2024」の決勝戦が東京・浅草花劇場で開催され、ハギノリザードマンとスーパーニュウニュウ大将のユニット・ベルナルドが優勝した。 【画像】左から安田乙葉、U字工事。(他27件) 今年が初開催の「野菜-1グランプリ」は、「もっと野菜を面白く」というコンセプトのもと、芸人たちが野菜を題材にしたネタを披露するコンテスト。プロアマ、ジャンル、芸歴不問で、優勝者には“野菜王”の称号と賞金83万1000円(ヤサイ)が用意されている。 決勝では、U字工事がMC、安田乙葉がアシスタントMCを担当。三日月ヶ浜(三日月マンハッタン&浜村凡平太)、金の国、橘井と小池、ダブルレンズ、三拍子、フランツ、アリオス、インスタントジョンソン、脳みそ夫、ベルナルド、鳥谷尾だいき、ママタルトの順にネタを披露し、山田邦子、ナイツ塙、かもめんたる・う大、そして野菜の知識に優れた人物として「一般社団法人 家の光協会 普及文化本部 東日本普及文化局」局次長の近井朋人氏が審査員を務めた。 オープニングでU字工事・福田は「ほのぼのしたいい感じのお笑いライブなのかと思ったら賞金がリアルすぎて意外と緊張感がある」とコメント。益子も「皆さん、楽屋でけっこう練習してました。83万1000円なんて都内のライブではなかなかない額。みんなヨダレを垂らして集まってきた(笑)」と述べた。また審査員の塙は「1個でも野菜が被ったら採点しない」、う大は「昨日から笑うことを我慢してきた。野菜とネタがいかに融合してるか、つなぎ目の美しさを見たい」、山田は「野菜ということでフレッシュな感じを評価したい。だからインスタントジョンソンはもうダメ」とそれぞれの採点基準を明かす。そして大会アンバサダーの小島よしおも登場し、「出荷でーす!」の掛け声で大会の開幕を宣言した。 トップバッターの三日月ヶ浜は、ネタ中にキュウリを取り出して食べるという荒業で盛り上げ、塙から「最高でしたね。トップから100点満点。本当に何を基準にしていいのかわからない」と絶賛される。また近井氏は「キャベツ、大根、白菜、チンゲン菜、小松菜、野沢菜などが出てきて、全部が同じアブラナ科だった」と野菜のスペシャリストならではの独特な視点でネタを解説。大会が中盤に差し掛かると、塙は「『もう野菜いいわ』ってなってきた(笑)」と本音をこぼす一方、山田は「こんなに野菜の種類があるんだと再認識しました。『そういえば最近ゴボウ食べてなかったな』とか」と笑顔で話していた。 ベルナルドは10組目に登場し、巨大に成長したトマトのコントで会場の爆笑を誘う。う大は小道具が大量に登場したことに言及して、「83万1000円をもぎとりにきてるなと感じて圧倒されちゃった」と称賛した。優勝者は審査員4人の投票により決定。ベルナルドが3票、三拍子が1票を獲得し、ベルナルドが「野菜-1グランプリ」初代王者となった。ハギノリザードマンと大将は抱き合って歓喜。優勝賞金の使い道を聞かれたハギノは「40万円ずつ分けて、残りの3万円は2人で焼肉屋に行って使います!」と答えるが、周囲から「野菜食えよ!」とツッコまれ、大将が「焼肉屋に野菜を食べに行きます!」と訂正した。 近井氏は「JAグループとしては生産者の方にスポットを当てたネタが受賞したのが喜ばしいこと。生産者にさらに注目が集まることが期待できる大会でした」と総括。また小島よしおは「エントリーしてくれた300組近くの芸人にまずはお礼を。生産者の応援になればいいし、消費者も野菜を身近に感じるようになったと思いました。第2回、やります!」と話し、会場からは大きな拍手が起こっていた。 なおYouTubeの「K-PRO公式チャンネル」では大会の模様が1週間ほどアーカイブ配信される予定だ。