3回戦でゴールを決めた北海・渡部選手

第103回 全国高校サッカー選手権 北海道大会は27日(日)、 札幌サッカーアミューズメントパークで決勝進出を懸けてベスト４が激突する。 ■第１試合10時30分　旭川実業×北海 昨季は高校年代最高峰のプレミアリーグを経験するなど実力は道内随一の旭川実業。 しかし、選手権ではここ５年全国から遠ざかっている。立ちはだかったのは、北海。 21年は決勝で、22年は３回戦で、そして去年は再び決勝で対戦し、いずれも僅差で敗れている。 インターハイ王者の旭実が、究極のリベンジマッチを制するか。 【旭実：萩野琉衣キャプテン】 「去年の決勝では悔しい思いをした。北海にはライバル心がある、絶対に負けたくない。」

順当に勝ち進んだ旭川実業(白)

一方『黄色のイナヅマ』北海は、異名の通り伝統の堅守速攻で大会３連覇中の王者。 ことしのインターハイでは準々決勝で旭川実業に０対２で敗れ、全国を逃した。 その悔しさから、学校グラウンドから旭山記念公園まで往復約12キロの過酷な走り込みを行い、ベースを鍛えてきた。 旭実を返り討ちし、４連覇へと大きく前進することはできるか。 【北海：渡部雄大選手】 「去年、プレミストドーム(旧札幌ドーム)の舞台に立ったのは、僕と岡野選手だけ。 自分たちの代で、もう一度あの舞台でサッカーがしたい。」

3回戦逆転勝利で準決勝を決めた札幌創成

■第２試合13時30分　札幌創成×札幌大谷 去年のインターハイで、創部以来初の全国出場を果たし着実に強豪校へと進化した札幌創成。 しかし選手権では３大会連続で準決勝まで進むも、いずれも敗れ、まだ決勝の地を踏めていない。 ３回戦では東海大札幌に先制されるも、後半38分に決勝ゴールを挙げ逆転するなど勝負強さもある。 インハイ以上に想いが強い選手権で、初の全国を目指す。 【創成：鏑木正彦監督】 「創成のサッカーはピッチの横幅を目いっぱい使うサッカー。 今年は平均的に能力が高く、総合力と経験値がある。札幌大谷は攻撃的でうまさがあるので、守備を徹底したい。」