ダルビッシュも困惑?「なんだこれ」 大谷翔平“記念球”のためボール交換 パドレス左腕は渋々応じ「リズム崩れた」
◇MLBパドレス6-3ドジャース(日本時間15日、ドジャー・スタジアム) メジャー日本人歴代最多に並ぶ175本のホームランを放っている大谷翔平選手。この試合で新記録となる176本目のホームランは出なかったものの、8回の打席前にちょっとしたトラブルが起きました。 【画像】大谷翔平選手から三振を奪うダルビッシュ有投手 この試合、大谷選手の176本目のホームランボールを記念球として残すため、打席ごとに他のボールとは違う刻印がされたボールが使用されました。先発したパドレス・ダルビッシュ有投手も、「ボールを1回見たら、なんか数字とアルファベットが書いてあって。なんだこれ、ドジャースなんかやってんじゃない変なことって思ったんすけど。最後の方にちょっと聞いたらそう(記念球のため)みたいで」と試合後にコメントしました。 8回に登板したワンディ・ペラルタ投手は投球練習を終え先頭打者の大谷選手を迎える場面でボールを交換するよう言われるも状況を理解できず苦笑い。球審がマウンドにいきペラルタ投手に説明し渋々交換に応じました。これにはパドレスのシルト監督もベンチを飛び出し球審に確認する姿が見られました。 ペラルタ投手は「僕が持っていたボールは使い心地が良かったから投げる準備をしていたらボールの交換が必要だと言われた。使い心地は良かったけどルールはルールだと理解した。だから僕は持っていたボールを投げ捨てた。そして彼らは新しいボールをくれた。あの状況はあまり好きじゃなかった。その場で何が起こっているのか理解できなかった。僕は試合に勝ちたいんだ。その後、説明を受けて理解できたけど、あの瞬間も僕は試合に勝とうとしているんだ」と状況を振り返りました。 「リズムが崩れてしまった」というペラルタ投手は大谷選手にセンター前ヒットを許す結果となりました。パドレスのシルト監督は「僕の理解では彼らがボールを欲しがっているのはわかる。大谷のためのボール。彼がホームランを打てばそのボールを記念に残したいのだと思う。彼(大谷)が意識しているかわからないけど、意味はあると思う」と理解を示しました。