渡辺雄太の参戦、Bリーグが大歓迎 島田チェアマン「全てにおいて超一流。歓迎したい」
プロバスケットボール男子Bリーグの島田慎二チェアマンが23日、都内での理事会後取材に応じ、世界最高峰NBAで日本人最長6シーズンにわたって活躍し、来季からBリーグ参加を表明した渡辺雄太について「決断については、当然歓迎したい。世界最高峰の舞台で6年間プレーした事に対して、敬意を表したい」と語った。 20日に自身のSNSでのライブ配信でBリーグ参加を表明し、21日に都内で記者会見に臨んだ渡辺。島田チェアマンは「軽々しくつぶやけなかった。6季に渡って崖っぷちで戦いながら、命をすり減らして戦ってきた。軽々しくコメントできなかった」と、この日初めて公で胸中を語った。渡辺のアメリカでの挑戦を「いちファンとして注目していた。とにかく感謝、という事が大前提」。実績もさながら、人間性にも触れ「Bリーグが盛り上がっていくかは、言うに及ばず。子どもたちが最高峰の選手に触れる機会があることで、日本人選手も子どもたちも巻き込んで成長させてくれる。そんな存在になると思って、ワクワクしている」と大きな期待を語った。 渡辺は日本でのプレーについて「優勝を目指してやっていきたい」と決意表明しており、島田チェアマンも「どのチームのユニホームを着ようが、彼がBリーグのチャンピオンシップなどでプレーする姿を想像するだけで楽しみ」と語る。日本人では3人しかいないNBA経験者に向けて「勝者のメンタリティー、ファイティングスピリッツ、全てにおいて超一流。Bリーグの選手、子どもたちみんなにいい影響を与えてくれるのは間違いない。それが楽しみだし、期待している。Bリーグで新たな第2、3章、また伝説を作ってもらえたら」と言葉に熱をこめた。
報知新聞社