7人組アイドルグループ・Appare!、いざ夢の武道館へ「みんなの思い出の1ページに残るようなライブに」
2020年7月に「天晴れ!原宿」から改名した7人組アイドルグループ・Appare!。2022年11月にリリースされた「Appare! Future」に収録されている「ぱぴぷぺPOP!」がTikTokで広がりを見せるなど、フロアを巻き込むキャッチーな楽曲とダンスパフォーマンスで着実にファン層を広げている。 【写真を見る】日本武道館ワンマンライブが決まったAppare! そんなAppare!が今年1月に開催された初の全国Zeppワンマンツアー「玉ねぎ食べるぞ!ツアー2024 ~初志貫徹~」のツアーファイナルにて日本武道館ワンマンライブの開催を発表。彼女たちにとって、武道館は2022年9月19日の日比谷野音ワンマイブで宣言した夢の舞台でもある。 HOMINISでは武道館に向けて突き進んでいるAppare!にインタビュー。目標としてきた舞台が着実に近づいていく中、彼女たちは何を思うのか。武道館にかける想いや、イチオシの楽曲について語ってもらった。 ――今年1月に開催されたツアーファイナルにて日本武道館での開催が発表されましたが、みなさんにとっては目標として掲げていたステージですね。当時の心境を教えてください 藍井「武道館に立つということを聞いたのがZeppツアーの福岡公演だったんですよ。プロデューサーさんから話があると言われたので、何だろうと思って集まったらあっさりと『武道館に立つことが決まりました』と言われてとにかく言葉が出ませんでした。実際にステージで発表した時はファンの方が温かく迎えてくださったので感極まって泣いてしまって...。私たちはずっと武道館を目指してやってきたので、ようやく決まったんだという安心感と自信を持って武道館に立てるのだろうかという不安な気持ちがありましたね」 朝比奈「私はずっと不安の方が大きかったんですけど、すでに決まってしまっているので、もうやるしかないじゃないですか。どうしてもネガティブな考えが生まれてきてしまうけど、今はネガティブな考えをしている暇があるならポジティブに考えてできることをしたい。だから今はもう前を向いて走り抜けたいなと思っています」 ――武道館が決まってからこれまでの期間で、パフォーマンスを強化するためにみなさんの中で話し合いはされましたか? 七瀬「いろんなことを見直す機会が増えました。もちろん今までも真面目に向き合ってきたんですけど、これまで以上に自分自身と向き合う機会が増えたり、グループとしてもライブでただいいライブをするだけではなくて、みんなに思いが届くにはどうしたらいいかなとか、初めての人でもノリやすくするにはどうしたらいいかなとか、より考えるようになりましたね。武道館っていろんな角度から見られるし、今まで以上にたくさんの方に来ていただけると思うので、グレードアップしたものを見せたいという気持ちが強いです」 ――3月からは武道館に向けた単独ライブ「VS武道館」も開催していますが、早くも折り返しとなりましたね。ライブを通して手応えは感じられていますか? 七瀬「ファンの方の熱量がすごく高まってくれているのを実感します。武道館に向けて一緒に進んでいっているなというのは、ステージに立っていてひしひしと感じるので、毎回ステージに立つのが楽しみです」 ――武道館ではこんなことがやりたいとか、具体的なことは考えられているのでしょうか? 藍井「私、毎日武道館で自分が武道館に立つ姿をイメトレしてるんですよ。だから、早くステージで『武道館ー!』と叫びたいです。絶対気持ちいいだろうなって(笑)」 ――ライブでも恒例となっている藍井さんの煽りが武道館で聞けると 藍井「はい、火を吹きます(笑)」 橋本「やってみたいこととはちょっと違うかもしれないんですけど、自分がお客さんとして見た時に、ペンライトがめっちゃ映えている綺麗な景色っていいなと思うんです。なので、私たちのライブでもペンライトが輝いている景色を見たいです。私たちを照らしてほしい(笑)」 藤宮「私はみんないっぱい来てくれると思うから、大勢の人に『めいぽむ1番可愛いよー!』って言ってほしい!」 藍井「でた(笑)」 藤宮「絶対に録音して武道館が終わったあともそれを毎日聞きたいです」 ――武道館のMCが楽しみですね 藤宮「絶対言う!ここに宣言します(笑)」 ――改めてみなさんからAppare!の楽曲の中でイチオシの楽曲をお一人ずつ紹介していただけますか? 朝比奈「私は今一番聴いてほしいのは『Summer spit!』です。曲がいいのはもちろんなんですけど、みんなで踊れたり、クラップできたり、声出したり、全てが詰まってる1曲なんじゃないかなって。まだ武道館のセトリは決まってないんですけど、武道館でやる『Summer spit!』は見てみたい気持ちがあるので、武道館までに全部覚えてきてください!」 永堀「『青いフレア』ですね。シンプルにめちゃくちゃいい曲だなというのもあるし、今の自分たちの気持ちが込められた曲になっているなと思います。曲調とかも爽やかで聴き心地が良かったり、全部において素晴らしい曲なので聴いてほしいです」 橋本「ちょっと迷っているんですけど...『未体験 Be Alright!』で!いい意味でAppare!っぽいけど、Appare!っぽくない部分もあるんですよ。初めての人でも聴きやすい曲かなと思いますし、ライブでシンガロングをできるところがあるのでぜひ覚えてAppare!のライブに遊びに来てほしいなと思います」 七瀬「この流れだとAppare!には可愛い曲がないと思われちゃうかなと思うので、私は『好きだ、まじで!』を挙げたいと思います。読者の方にはそれぞれきっと好きなアーティストさんとかがいると思うので、恋する女の子の気持ちとか、推しに対しての気持ちとかを歌った『好きだ、まじで!』はおすすめできる曲です」 藍井「おすすめしたい曲はめっちゃあるんですけど、まだ私たちのことを知らない人におすすめするなら『絶対猛信デイドリーマー』なんじゃないかなと思います。歌詞と曲がいいのはもちろんなんですけど、何よりダンスが面白いというか、インパクトめちゃめちゃあるんですよ。なかなか両手を振ってぴょんぴょん飛んでるアイドルいないじゃないですか。私たち以外の誰にも真似できないですし、Appare!らしさが一番詰まってる曲なんじゃないかなと思うので、曲を聴くだけではなくて、ぜひライブで見に来てほしいです」 藤宮「私は『アイネクライネ幼き恋だね』を聴いてほしいです。この曲はメンバーのコールが多かったり、2番の終わった後の間奏のところでガチ恋口上があるんです。それを武道館みたいな大きな会場で聴きたい。ぜひ聴いて覚えて、そこだけでも一緒に声を出したら楽しいと思うので、予習してきてもらえると嬉しいです」 工藤「『破天荒シンデレラ』です。メンバー全員でSILENT SIRENさんのライブに行ったんですけど、SILENT SIRENさんの『フジヤマディスコ』という曲は扇子を使うんですよ。ファンの方はどの曲がライブで披露されるのか分からない状態なのに、この曲がかかった途端に、ファンの方が扇子を出しているのを見て、すごく愛が強いなって思ったんです。披露するかは分からないのですが、私たちの『破天荒シンデレラ』も唯一扇子を使う楽曲なので、ぜひ持ってきてくれると嬉しいです」 ――最後に武道館に向けての意気込みをお願いします 藍井「迷ってるんだったら絶対に来てほしいという思いが強いです。天晴れ!原宿時代もそうだし、Appare!に改名してからもそうだし、今まで私たちに出会ってきてくれた人全員に、今のAppare!のすごさを知ってほしいなって。やっぱり現地で見るライブが一番だなと思うので、最近名前を知った方とか、名前は聞いたことがあるという方も私たちは絶対に楽しませる自信があるので、そういう方たちにもぜひ来てほしいなと思います。私たちはずっと玉ねぎ食べるぞと言って2年ぐらい活動してきたので、そう言ってきたからには絶対にいいライブにしたいですし、みんなの思い出の1ページに残るようなライブにしたいなと思っています」 取材・文=川崎龍也
HOMINIS